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歯科2 苦手な歯磨き どうするの?

歯磨きは大事だってわかってはいるけれど、なかなかやらせてくれないのよねぇ・・・

こう思っていらっしゃる飼い主様は多いはずconfident

さらに歯石がついたら取ってもらえばいいかと安易に考えていらっしゃるケースも多いのでは?

impactしか~し、麻酔をかけて歯石除去してきれいになって良かったねと油断しているあと、なんと1ヶ月もすればすっかり元通りということもよくあるのですwobblysign03

それじゃあ もったいないじゃありませんか。

せっかく麻酔までかけるのですから、その後のケアーができるようにトレーニングしてからのほうが合理的ではないでしょうか。

 

では どうやってトレーニングすればいいのか・・・

マリーナでは歯磨き教室歯科検診を行っております

歯磨き教室では、

基本的なワンちゃんの歯についてのお勉強

どうやったら歯磨きができるようになるのか

適切な歯磨きができているのか

などワンちゃんと飼い主様のレベルに合ったところからスタートします

 

shine誰でもすぐにできるものではありませんから 恥ずかしがらないでくださいshine

shineトレーニングを積めばできるようになりますから 絶対にあきらめないでくださいshine

それぞれのレベルでゆっくり目標に向かって頑張りましょう

焦らず・ゆっくり・諦めず

継続することが必要です

 

さあ ワンちゃんの健康のために

まずは歯磨き教室にご参加ください

 

お問い合わせは 当院 トミシマ もしくは コダマまで

 


歯科1 歯磨きの必要性は・・

歯磨きって必要なの?

歯石がついているけれどまあいいっかー・・・

口臭は気になるけれど餌のせいかな・・・

・・・で済ませているご家庭は多いようです。

 

ご家族は皆様毎日歯磨きされていますよね。

同じようにご飯を食べているワンちゃんにも歯磨きは不可欠です。

 

歯石を付けっぱなしにしておくと

①口臭⇒臭~い

②歯肉炎・ぐらつき⇒食欲不振・消化不良

このくらいはどなたでも知っていることでしょう。

 

impact実はそんなものじゃないんですsign03

歯ろう:歯根部のばい菌の繁殖により骨が溶けて眼の下の皮膚に穴が開いてしまう

口鼻ろう菅:口腔と鼻腔の間の骨が溶け貫通してしまう

下顎骨折:歯槽骨や下顎骨が吸収されもろくなり、硬い物を噛んだ際に下顎が折れてしまう

 

さあ こんなことになったらどうしましょsweat01

手術や治療でどれだけ費用がかかるのでしょう!?

ワンちゃんも辛ければ飼い主様も苦し~weep!!

 

flairそうならない為にも日ごろからの予防歯科が必要なんですflair

 


体温42度の恐怖

先日世間ではお盆休みだった中、急患が飛び込んできました。

室温28度に設定し外出されていたとのこと。

老犬で徘徊してしまうとのことでソファーで四辺囲っていた。

帰宅後にソファーとソファーの間に挟まっており、ぐったりしていたと。

体温も高いので冷やしながら来院された。

到着時、体温約42度!!

脱水・脱力・血圧低下状態

42度の状態が何分何時間続いていたのか。

しかしすでに重篤な状態は明らか。

飼い主様は、点滴をして夕方お迎えにくればいいですかとおっしゃられましたが、とても危険な状態であること・復活の見込みも少ないことなどを伝え、お預かりしました。

通常のように前腕の血管から点滴をトライしましたが、血管に入った感触はあるものの血液は入ってこず、後ろ足に切り替え留置・点滴を開始(すでに血圧低下・血液凝固・各臓器機能不全が始まっていたであろう)。

体温を下げるよう保冷処置

呼吸は努力製呼吸続くので酸素室に。

39度まで下がった。

腸管からの出血

いつ呼吸が止まるやも知れない状態のため、そうなった際すぐに送管できるように気管チューブ・喉頭鏡(チューブを気管入り口に誘導する際に使う)を用意しておくようにスタッフに指示。

その直後、『止まりました!!』とスタッフの声。

気管チューブ送管・酸素オープン

自発呼吸がないのでバック(酸素を送る機械についているバルーンを押し人為的に肺に酸素を送る)

飼い主様に緊急連絡するも、あわてていらした飼い主様は電話番号記入ミス。

住所も地元だったこともあり、スタッフが走り自宅を探し呼んできてくれました。

意識レベル0

お母さんが来るまで待ってね・頑張るんだよ!!』呼びかけました。

心拍低下⇒心臓マッサージ・心拍を上げる注射

お母さん到着後まもなく心肺停止・死亡確認に。

 

私も熱中症患者さんでここまでの状態に陥っている子は初めてでした。

ニュースでは熱中症で亡くなりましたと聞きますが、本当に怖いです。

42度で耐えられるのは、ほんの数分だそうですよ。

すでに多臓器機能不全になっていたのでしょう。

今年の夏はそろそろ終盤ですが、まだまだ蒸し暑さは続くでしょうし まだしばらくは気をつけていてくださいね。

 

ラッキーちゃんのご冥福をお祈りいたします


休診などのお知らせ

8月5日・6日・31日は院長不在のため、午前の診察はお休みさせて頂きます。

上記の午後診療は通常通り 午後 3時から夜10時です。

なお10日は医療センターから帰り次第診察を開始いたします。

11時くらいになるかと思います。

 

どうぞご了承ください。


消化器疾患続出中

こんにちは。

来週明けまでsunお天気が良いそうですね。

毎日のギラギラ太陽 体はこたえますねbearing

 

flair先月末からワンちゃんも猫ちゃんも食欲不振や嘔吐など消化器疾患が多発しております。

人にとってのつらさは、小さなワンちゃんネコちゃんには人の数倍のダメージがあると考えていいでしょう。

重症のワンちゃんは食欲廃絶・嘔吐・下痢⇒下血を伴う下痢に発展してしまい、入院・絶食・点滴を行いました。

短時間のsun直射日光をお散歩中に浴びるより、長時間のsweat02高湿度の方がダメージsweat01が大きいように思います。

節電とはいえ命にかかわる事ですから、お留守番中は、クーラー・ドライ・扇風機を上手く利用して出来るだけ快適dogな温度をキープしてあげましょうcat

湿気の多い暑い空気を扇風機で回しても意味がありませんのでお気を付けになってくださいね。

ただし冷えすぎもよくありませんから、クーラーからの風が直接当たるのは禁物ですよ。

ワンちゃんネコちゃんのいる低位置の温度と人の上半身位の温度では差が生じるでしょう。

オーナー様の足元の体感温度を参考にされるといいでしょうhappy01sign03

我が家の子供もクーラー病になってしまいましたしbleah

 

 

 


前回のブログのワンちゃん

退院後 数日は食べたり食べなかったり(もともと食にうるさい癖がある)を繰り返していたものの、半月後に会ったときには『よく食べるようになったしよく運動するようになりました』と飼い主様が喜んでいらっしゃいました。

そう言って頂けると、ケアに参加させて頂いた私たち病院スタッフもうれしい限りですheart04

最近お散歩中のこのワンちゃん(dogモモちゃん)は今までと違い 楽しそうに走り回っています。

お父さんが引っ張られるようなことも。

ホント 元気になってよかったlovely


入院中のワンちゃん

3日前から入院しているワンちゃんについてのお話です。

はじめの主訴は、だるそう食欲無いし、最近下痢が続いているでした。

入院3日前に一度来院されたときには、それほど状態が悪くはないので、お薬処方と皮下点滴をし、翌日にはご飯も食べ、散歩にも行ったとのことだった。

入院開始の日、来院とともに多量嘔吐(胃液)。1滴の出血を確認。

即時止血剤・抗生剤を含めた点滴を開始し3時間後には激しい出血を伴った嘔吐と下血。

翌日には出血はほぼ止まっていた。

一昨日は体を起こし反応よかったものの、また昨日にはだるさが戻ってしまった様子であったため、血液検査・エコー検査を行った。

エコー検査では胃腸には問題はなさそうなところまで回復していました。

しかし、血液検査では問題があり、児玉先生と考察し、再度ワンちゃんの様子を観察したところ、陰部からの排膿を確認。子宮蓄膿がわかった。

夜8時からの緊急手術を行いました。

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まだ初期と思われる子宮蓄膿。

 

7才という発症しやすい年齢。

早期発覚は幸いしました。

このところだるさでしっかりと睡眠が取れなかったせいか、麻酔から覚めているにもかかわらず、『構わないでsign03私寝たいのsign03』というような表情をしていました。

下痢や嘔吐は子宮蓄膿の際に見られてもおかしくはない症状ではありますが、吐血が直結を妨げていました。

ただし、出血性胃腸炎と子宮蓄膿症両方を抱えたケースかもしれない。

出血性胃腸炎により体力・免疫力低下したことが引き金になったのかどうか・・・sign02

ちょこちょこ陰部を舐めていたかもしれないということは、手術直前にお母さんから聞いた。

とすると、じわじわ蓄膿が起こり始めていた⇒舐めた⇒胃腸炎を起こしたとも考えることができるsign02

また、11日の大地震時は一人きりで不安を耐え、その後ご家族のお仕事の時間帯が変わり一人でお留守番するようになったなどストレス・不安を抱えていたことによる胃腸炎発症だったかもしれないsign02

お話ができない動物を理解してあげることは、毎度毎度大変なことであります。

でもそれが好きだから獣医師やっているのかな・・・coldsweats01

理由はともあれ、早く回復してくれることを願っていますheart04

がんばれsign03 ももちゃんdog 


お水について

放射能汚染でワンちゃん猫ちゃんたちの飲み水について気にかけている飼い主様が多いようです。

今のところ普段どおり水道水で大丈夫でしょう。

気になる方は、きれいに洗ったペットボトルに水道水を汲んで何日か冷蔵庫で保存した後にお使いになられたらよいでしょう。

院長は汲んで置いたお水は、逆になんとなく気持ち悪くて使いませんが。

マリーナでは今現在は通常通り水道から直のお水を与えています。

獣医師会のほうからも何も通達はないそうです。

人間用のペットボトル水の場合には、硬水は使わないでくださいね。

 

flair昨日お一人の患者様がお仕事で福島・宮城の視察から帰宅されました。報道で私たちが毎日見ている状況は、被災地でもいいところしか流れていないそうです。実際行ってみたら、言葉を失うほど悲惨だそうです。そこらじゅう、棒でご遺体の捜索が続いていると。原発の周囲で働いている方々は、トイレもなく、こっちは小・あっちは大と場所を分けた使い方をされているとか。船橋は停電や食品の品薄はまだありますが、普通に生活ができていて幸せです。普段は贅沢してるんだな・・・物の貴重さがあらためてわかった気がします。


尿石 2 尿酸塩

オスのチワワ/ダルさ・嘔吐/排尿困難で来院された症例

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ダルメシアンに好発する尿石症

カテーテルを入れ導尿・膀胱洗浄を行い、専用のお薬(1/3量)を開始

尿Phが酸性から急激にアルカリに傾き今度はストルバイトが出現

肝門脈シャントという疾患が潜んでいないか血液検査を外注するも問題なくホッとする。

その後、微妙なPhの変化で結晶が出やすいので、尿酸塩用の処方食(u/d)とストルバイト用の処方食(c/d)を尿検査を繰り返しながら 飼い主様のご協力の元、配合量を調整し今に至る。

現在はとても落ち着き良好。


尿石 1 ストルバイト

メスのワンちゃん/他院にて1年近く膀胱炎治療/尿石を併発した症例

来院時、頻繁に排尿姿勢をとる(残尿感)も膀胱内に尿は無く(出切ってしまった為)、レントゲン上で結石のみが確認された。また来院日の朝には排尿と共に小さな結石が排出された。

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後日膀胱切開にて結石を摘出し膀胱内・尿管内の洗浄を行う予定。

flairここで注意点:手術にて一度膀胱内をクリアにするも、体質により再発傾向が見られるであろう。

         そこで術後も食事管理(長期的)定期的な尿検査は必要となる。

         2年前に1cm大の結石3個を取り出したワンちゃんは1年間はこまめにチェックし、その後は落ち着いている症例もある。


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