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最近のエントリー
ブログ オペ室
涼しくなって・・・
暑い時期は、オペを躊躇される方が多かったです。
涼しくなり、続々オペ予約が入ってまいりました。
普段やりなれたオペであっても、一匹一匹麻酔のかかり具合からして違う(緊張など・・)ので、気を引き締めて取り掛かろうと思います。
自分自身帝王切開の際、心停止の経験ありで、看護師さんたちも必死に心マして下さったり・ビックリしてひっくり返っている看護師さんもいたり・・・、確かにオペ始まる前は過換気になったりと緊張がありましたから・・。
こんな経験をしているからこその、怖さを知っています。
毎回毎回 緊張感をもってオペするのは必要不可欠!!
慣れきるほど怖いことはないでしょうね。
さあ、この秋も頑張ります!!
2013年10月 2日 17:06
退院おめでとう
猫のキクちゃん、犬のティティちゃん 退院おめでとう
キクちゃんはお家に入れてもらえるようになり、他の子たちとも仲良くやっているそうです
寒い冬もヌクヌクだね
ティティちゃんは、お母さんのお迎えで少し元気を取り戻しました。
カートに乗って病院から出たら、外の空気が気持ちよかったのか、スクッと立ち上がっていました
次に会うのは抜糸の日ね
ちゃんと食べて快復してねッ
キクちゃん・ティティちゃん 次は元気なお顔を見せてね
2013年8月27日 01:42
オペ
【午前のオペ】
昨日は入院中の猫ちゃんが食餌もよく食べるようになり、元気快復したので、飼い主様のご希望通り去勢手術を行いました。
おうちに何匹もネコちゃんがいらっしゃるため、去勢しないと入れてあげられなく不憫だったそうです。
これで今年の冬はみんなと暖かいお部屋で過ごせるね
今日退院予定です
キクちゃん退院おめでと
【午後のオペ】
21日に夏休みで普段と違ってストレスがかかる生活になってしまったワンちゃん。
毎年おなじようにストレスがかかった後に食欲不振になるとのことでした。
その日は確かに胃腸障害はおこしていたもよう。
普段からお尻をきれいに舐めているワンちゃん(らしい)にしては、どうも尻尾の舐めてのぬれ方がおかしくないかなあと気にはなっていたものの、おうちで様子を見てもらった。
翌日22日に違うことで具合悪いと再来院。
陰部・腹部の執拗な舐めによる内出血(紫斑)。
尻尾は前日とは違って膿くさいベタベタ。
子宮蓄膿そのまま入院して頂きました。
即オペが望ましかったけれど、高齢で全く食べないし体力もないため、事前に抗生剤入り点滴を1日行い昨日午後オペしました。
イヤイヤ、大きく腫れた子宮 1日抗生剤・抗菌剤使ってかなり膿の排出があったにもかかわらず
取り出すのも大変スタッフに助手に入ってもらいどうにか摘出
左側卵巣も異常をおこしていました。
オペ自体は無事に終わりましたが、この後の腹膜炎を起こさないようになど細心の注意を払ってケアしなければなりません。
先生もスタッフもティティちゃんの早い快復を望んでるよ
頑張れ~
今は疲れきって熟睡中。発熱なし。
先生もちょっとだけお休みなさい。
2013年8月24日 00:34
チワワの帝王切開
早朝にチワワの飼い主さんから突然の連絡が入り、急遽チワワの帝王切開を
行いました。
2.7キロしかないお母さんチワワのお腹からは3匹の赤ちゃんが無事に出てきました
お母さんも赤ちゃんもとってもよく頑張りました
2012年10月26日 17:46
誤食 パート2
続く続く・・誤飲ラッシュ!!
またまたネコちゃんです。
数日前にリラックスやネイルの際に足の指にはめるウレタン?の端っこがなくなっていることが気になっているとのこと。
来院前日から便秘、元気はそこそこ、食欲↓、飲水量↓、嘔吐なし
来院時にレントゲン検査するも胃はモヤモヤしているようなので皮下補液にて胃のお薬を。
翌日お預かりして消化管造影検査・・何か胃の中にありそう。造影剤はとりあえず流れきった。
しかし、胃の内容に造影剤がかなりこびりついている。
上記のウレタンの端っこといえば1~2cm大だと思う。
しかし胃の中はどうもかなり傷ついているのか・見方を変えるといくつもの四角いものがあるようにも見える。
『ウレタンの端っこ?』がずっと引っかかっていた。
錦糸町の後輩のところに造影写真を持って行き院長の考えが間違っていなさそうということで、二人そろって開腹しよう!!ということになった。
オーナー様に説明し開腹許可を得た。
オペ当日、いつも通り麻酔をかけ・悌毛・消毒しオペ開始。
腹部正中切開にて皮膚・筋層を開く、内臓露出『うわっ!!すごい!!、ゴツゴツだね!!開けて良かったね』と二人(院長と後輩ドクター)。
胃の血管が少ない部分の切開予定部分を決め、吊るための支持糸をかけいざ切開
出るわ出るわ緑のウレタンが・・・
胃の中から全て取り出し、胃の出口と十二指腸をさぐり何も無いことを確認、小腸部分を露出手繰っていくとまた塊があるので腸切開し取り出した。腸から取り出したものは、細かくなったウレタンに糞が絡まったもののようだった。
腹腔内洗浄後、常法で閉腹した。
遊びながら食べちゃう? どうしてなんでしょうかね。
ついついにしても 美味しくないのにねぇ。
実は院長のネコちゃん(まるこ)も輪ゴムを2度食べてしまった経験が。
ウンチとともに出たので良かったのですが、いまだにゴム系は噛み心地がいいようで気をつけないと咥えてにげていきます。
皆さんもご家庭では要注意ですよ!!
犬と違って、高いところに置いてもネコちゃんは高いところはお手の物ですからね。
2012年4月17日 14:58
誤食
猫:他院にかかられていたネコちゃんの1例
どうも吐き気が止まらなくなったとのことでかかりつけの病院を受診された。
レントゲン検査を受け特に異常は無いようで吐き気止めの注射をし、様子を見ましょうという指示だったとのこと。
しかしその後も吐き気は止まらず、心配になりセカンドオピニオンという形で当院を受診された。
飼い主様のお話を聞き、リボンで遊んでいたことがわかり、かなりの脱水もおきていたため、消化管造影検査を行った。
見事に食道から胃にかけてリボンが映っていた。
さらに時間経過を見ていると、胃に貯まった造影剤が排出されない。
小腸には点々と数箇所造影剤が写る。
食道~胃(ほとんどを占める)~小腸に存在すると考えられる。
脱水改善と内視鏡検査のため入院して頂きました。
翌日内視鏡を行うため、協力病院へ移送。
麻酔下で内視鏡を行ったところ、前日食道と胃にあったリボンは無く、壁もきれいであった。
となると・・・ということで開腹し腸を探ると、重責部分とアコーディオン状になっている部分を発見。
幸いまだ腸が赤色だったので切り取ることは免れました。ちなみに赤黒~黒に変色している場合にはすでにその部分は血行障害を起こし壊死する状態のため切除し、断端を縫合します。
2箇所に1cmずつ切り込みをいれ、そこから腸内のリボンをゆっくり引きだしました。
なんと約70cmもの長さを飲み込んでいました。
退院後が気になるでしょう。
元気に過ごしています。ご安心を。
犬:ほう酸団子(ゴキブリ用)を食べてしまったワンちゃん
当院受診までの時間経過が長かったため、たぶんそのままで大丈夫だろうと思ったものの、ほう酸団子の血中濃度の半減期・体内からの消失までがかなり時間かかることを思い出し、飼い主様も不安を抱えていらしたので、お預かり(入院)して静脈からの点滴を2日行いました。
経過を観察していても特に不安材料がなくなったので退院しました。
飼い主様宅では、お勝手にほう酸団子を置いていらしたので、誤食危険防止のためフェンスを設置していたものの、たまたま閉め忘れてしまったようです。
ワンちゃんにも ネコちゃんにも、人間(大人)には考えられない行動をとるものです。
人間の幼児もおなじでしたね。
えっ何で?と思うようなことをします。
皆様、お気をつけ下さいね。
おもちゃ、電池、歯磨きガム、ストッキングなどなど・・・
2012年3月29日 15:13
入院中のワンちゃん
3日前から入院しているワンちゃんについてのお話です。
はじめの主訴は、『だるそうで食欲無いし、最近下痢が続いている』でした。
入院3日前に一度来院されたときには、それほど状態が悪くはないので、お薬処方と皮下点滴をし、翌日にはご飯も食べ、散歩にも行ったとのことだった。
入院開始の日、来院とともに多量嘔吐(胃液)。1滴の出血を確認。
即時止血剤・抗生剤を含めた点滴を開始し3時間後には激しい出血を伴った嘔吐と下血。
翌日には出血はほぼ止まっていた。
一昨日は体を起こし反応よかったものの、また昨日にはだるさが戻ってしまった様子であったため、血液検査・エコー検査を行った。
エコー検査では胃腸には問題はなさそうなところまで回復していました。
しかし、血液検査では問題があり、児玉先生と考察し、再度ワンちゃんの様子を観察したところ、陰部からの排膿を確認。子宮蓄膿がわかった。
夜8時からの緊急手術を行いました。
まだ初期と思われる子宮蓄膿。
7才という発症しやすい年齢。
早期発覚は幸いしました。
このところだるさでしっかりと睡眠が取れなかったせいか、麻酔から覚めているにもかかわらず、『構わないで私寝たいの』というような表情をしていました。
下痢や嘔吐は子宮蓄膿の際に見られてもおかしくはない症状ではありますが、吐血が直結を妨げていました。
ただし、出血性胃腸炎と子宮蓄膿症両方を抱えたケースかもしれない。
出血性胃腸炎により体力・免疫力低下したことが引き金になったのかどうか・・・。
ちょこちょこ陰部を舐めていたかもしれないということは、手術直前にお母さんから聞いた。
とすると、じわじわ蓄膿が起こり始めていた⇒舐めた⇒胃腸炎を起こしたとも考えることができる。
また、11日の大地震時は一人きりで不安を耐え、その後ご家族のお仕事の時間帯が変わり一人でお留守番するようになったなどストレス・不安を抱えていたことによる胃腸炎発症だったかもしれない。
お話ができない動物を理解してあげることは、毎度毎度大変なことであります。
でもそれが好きだから獣医師やっているのかな・・・。
理由はともあれ、早く回復してくれることを願っています。
がんばれ ももちゃん
2011年4月 7日 23:26
地震
11日の地震はさすがに怖かったですね
皆さまには大きな被害はありませんでしたか?
その時の病院内は・・・
トリミング室:2匹トリミング中
オペ室:麻酔をかけた途端の出来事に・・・。
トリマー岩下と院長で病院のドアを開け放しにドタバタ。
オペの子は一旦犬舎に戻し様子を見てから再スタート。
乳歯遺残の抜歯と去勢(片側陰睾)があったので、獣医2人で手分けして行いました。
また来た大きな揺れに周囲の機器を体で支え、片足はオペ器具台を抑えながら
もう二人は船酔い状態・・ううう~
トリミングもオペも無事に終了 ホッ
さすがに今回ばかりは今後どうなるのか生き死にを考えてしまいました(小心者なので)。
その日最後に入っていたトリミングの子は、電話が全く通じなかったので、交通マヒ状態だったので東船橋まで歩いて抱っこしながら送り届けてまいりました。
今後もいつ何時起こるかわからないので 十分気をつけましょう
2011年3月22日 13:00
膀胱切開術
3月に入りました。春ですねぇ
先日の尿石症 1のワンちゃんの結石除去手術を昨日(院長の誕生日)行いました。
手術途中の写真を撮りましたので、少しだけお見せしま~す。
【手術手順から】
①術前検査:レントゲン・心電図・血液検査・・・麻酔をかけることが可能か?何か潜んでいる病気はないか?を限評価するための最低限の検査です。ここで問題が起きていれば、手術を延期したり・カバーしながらの手術になったり。
②麻酔前処置・注射麻酔・ガス麻酔:前処置は心拍が落ちないようにするお薬や、鎮痛剤などを投与、注射麻酔を投与後、気管確保、ガス麻酔へと切り替えます。
③尿道カテーテルを設置:膀胱切開する前に膀胱内の尿を排出したり、膀胱洗浄のために使います。
④術野の毛刈・消毒:切開する部分及び周囲の毛を刈り、消毒したあと、ドレープという滅菌された布で覆います。
⑤切開:皮膚・筋肉を切開し腹腔に達します。
⑥膀胱を腹腔から引き出し膀胱の周囲を滅菌されたガーゼで保護します。
⑦膀胱を吊りながら血管の少ない部分を切開:今回は、長期に膀胱炎を起こしていたこと(他院にて治療)や結石が内壁を刺激し続けていたことにより、膀胱壁がかなり肥厚していました。
⑧結石が切開創から顔を覗かせています。
⑨全ての石を取り除いたら、細かい石が膀胱内・尿道内に残っている場合が多いのでよく洗浄を繰り返します。
⑩膀胱を縫合
⑪膀胱に生理食塩水を溜め縫合箇所からの漏れがないかを確認
⑫腹腔内を洗浄し、膀胱を戻し常法で縫合
⑬麻酔から覚めたらまずは一安心(第一段階の安心)
経過については、また後日報告します
【院長の安心感を得られるまでの段階】
・麻酔からの覚醒
・カテーテルから排尿がスムースに行われるか
・カテーテルを抜いた後に排尿がきちんと行われるか
・食餌(処方食)は食べてくれるか
・縫合部は問題ないか
・退院後は飼い主様が指示通りに投薬・給餌ができたか
・検診時に再発していないか・・・などなど心配は続くものです。
オペが成功したとか確実な安心感を得るのは、上記がオールパーフェクトになった時ではないかなと思っています。
オペ後元気そうなワンちゃん猫ちゃんを確認された飼い主様からは、ありがとうのお言葉をいただきます。
お言葉をいただくことはとても嬉しいですが、自分にはまだ安心するんじゃないといつも言い聞かせています。
まだまだアマちゃんなのか気が小さいのか
でもベテランになった頃にもこの気持ちは忘れずにいたいです
2011年3月 2日 22:00
検査機器入れ替えしました
【最近のマリーナニュース】
昨年は、新しい麻酔管理モニターを導入
先日は、今までのに比べはるかに精度のいいエコーを導入しました。
機械物は年々精度がよくなりますねぇ。
ついて行けるのか...ちょっと不安も
皆さまのお役にたてるよう 常に勉強と努力を続けます
健康診断にもエコー検査をプラスしま~す
2011年2月18日 22:00
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