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久々のアップです

 4月後半からの忙しさにかまけて 更新作業を怠っていました。

ごめんなさい。

 

flairゴールデンウィークにペットホテルをご利用いただきました患者様、ありがとうございました。

またのご利用お待ちいたしております。

 

flair今年は皆様の予防意識が高まっているのか、早々フィラリア予防を気にされています。

よい傾向ですね。

ただし、いまだに『ノミダニ予防』の意識は薄いと思います。

ノミやダニが寄生したら『ただ痒いだけ』と考えられているのでしょうかeye

それだけならば痒みのコントロールをしてあげればいいのです。

しかし、それらによっての2次的病気が起こるから予防をお勧めしているんですよ。

本来は暖かい時期だったのですが、近年では室内は冬季でも暖かいために いくらでも繁殖し続けるのです。

ノミ感染を体験されたdogcatの飼い主様でも継続予防の意識はまだまだ薄いと思います。

ノミ寄生dogcat痒がる・皮膚炎・脱毛 virgo痒み・皮膚炎

     ⇒dogcat消化管内寄生に瓜実条虫の寄生をもたらす(お尻に白い粒粒がついていたら、それかも知れません) virgo人への感染もあり(特に乳幼児に多いとのこと)

     ⇒内部寄生虫・外部寄生虫ともに駆虫しなければいけません

 

お散歩中やドッグランで草むらに入ることの多いdogは特に気をつけましょう。

温暖化傾向のため、ダニ被害は南からどんどん関東にも広がってきているんです。

ダニ寄生dogcat吸血される・痒みはあまり無い virgo吸血される

      ⇒dogcatvirgo貧血を起こすバベシア症・発熱を示すライム病

どちらも厄介なことにならないように予防しましょうhappy01sign03

 

 

 

 


誤食 パート2

続く続く・・誤飲ラッシュ!!

またまたネコちゃんです。

数日前にリラックスやネイルの際に足の指にはめるウレタン?の端っこがなくなっていることが気になっているとのこと。

来院前日から便秘、元気はそこそこ、食欲↓、飲水量↓、嘔吐なし

来院時にレントゲン検査するも胃はモヤモヤしているようなので皮下補液にて胃のお薬を。

翌日お預かりして消化管造影検査・・何か胃の中にありそう。造影剤はとりあえず流れきった。

しかし、胃の内容に造影剤がかなりこびりついている。

上記のウレタンの端っこといえば1~2cm大だと思う。

しかし胃の中はどうもかなり傷ついているのか・見方を変えるといくつもの四角いものがあるようにも見える。

『ウレタンの端っこ?』がずっと引っかかっていた。

錦糸町の後輩のところに造影写真を持って行き院長の考えが間違っていなさそうということで、二人そろって開腹しよう!!ということになった。

オーナー様に説明し開腹許可を得た。

オペ当日、いつも通り麻酔をかけ・悌毛・消毒しオペ開始。

腹部正中切開にて皮膚・筋層を開く、内臓露出『うわっ!!すごい!!、ゴツゴツだね!!開けて良かったね』と二人(院長と後輩ドクター)。

胃の血管が少ない部分の切開予定部分を決め、吊るための支持糸をかけいざ切開

出るわ出るわ緑のウレタンが・・・

胃の中から全て取り出し、胃の出口と十二指腸をさぐり何も無いことを確認、小腸部分を露出手繰っていくとまた塊があるので腸切開し取り出した。腸から取り出したものは、細かくなったウレタンに糞が絡まったもののようだった。

  胃内異~1.JPG

腹腔内洗浄後、常法で閉腹した。

 

遊びながら食べちゃう? どうしてなんでしょうかね。

ついついにしても 美味しくないのにねぇ。

実は院長のネコちゃん(まるこ)も輪ゴムを2度食べてしまった経験が。

ウンチとともに出たので良かったのですが、いまだにゴム系は噛み心地がいいようで気をつけないと咥えてにげていきます。

皆さんもご家庭では要注意ですよ!!

犬と違って、高いところに置いてもネコちゃんは高いところはお手の物ですからね。

 


誤食

猫:他院にかかられていたネコちゃんの1例

どうも吐き気が止まらなくなったとのことでかかりつけの病院を受診された。

レントゲン検査を受け特に異常は無いようで吐き気止めの注射をし、様子を見ましょうという指示だったとのこと。

しかしその後も吐き気は止まらず、心配になりセカンドオピニオンという形で当院を受診された。

飼い主様のお話を聞き、リボンで遊んでいたことがわかり、かなりの脱水もおきていたため、消化管造影検査を行った。

見事に食道から胃にかけてリボンが映っていた。

さらに時間経過を見ていると、胃に貯まった造影剤が排出されない。

小腸には点々と数箇所造影剤が写る。

食道~胃(ほとんどを占める)~小腸に存在すると考えられる。

脱水改善と内視鏡検査のため入院して頂きました。

翌日内視鏡を行うため、協力病院へ移送。

麻酔下で内視鏡を行ったところ、前日食道と胃にあったリボンは無く、壁もきれいであった。

となると・・・ということで開腹し腸を探ると、重責部分とアコーディオン状になっている部分を発見。

幸いまだ腸が赤色だったので切り取ることは免れました。ちなみに赤黒~黒に変色している場合にはすでにその部分は血行障害を起こし壊死する状態のため切除し、断端を縫合します。

異物で炎症.jpg           異物が~2.JPG

 

2箇所に1cmずつ切り込みをいれ、そこから腸内のリボンをゆっくり引きだしました。

なんと約70cmもの長さを飲み込んでいました。

出てきたリボン.jpg

退院後が気になるでしょう。

元気に過ごしています。ご安心を。

 

 

犬:ほう酸団子(ゴキブリ用)を食べてしまったワンちゃん

当院受診までの時間経過が長かったため、たぶんそのままで大丈夫だろうと思ったものの、ほう酸団子の血中濃度の半減期・体内からの消失までがかなり時間かかることを思い出し、飼い主様も不安を抱えていらしたので、お預かり(入院)して静脈からの点滴を2日行いました。

過を観察していても特に不安材料がなくなったので退院しました。

飼い主様宅では、お勝手にほう酸団子を置いていらしたので、誤食危険防止のためフェンスを設置していたものの、たまたま閉め忘れてしまったようです。

 

ワンちゃんにも ネコちゃんにも、人間(大人)には考えられない行動をとるものです。

人間の幼児もおなじでしたね。

えっ何で?と思うようなことをします。

皆様、お気をつけ下さいね。

おもちゃ、電池、歯磨きガム、ストッキングなどなど・・・wobblysweat01


亀さんのお問い合わせ

一昨日他院の獣医師と亀のことについて雑談をしていました。

昨晩、亀の診察依頼がありました。

残念なことに、当院では亀は診る事ができません。

亀に関する知識が無いので、むやみに診察はできません。

他の病院様をお探しいただくようにお願いいたしました。

 


夜間救急のウサギさん

2歳のメスのウサギさん

前日の夜与えたフードを今晩夜までほとんど食べていなかったとのこと。

朝はご飯を取り替えなかった 又、水分も摂っていないようすとのこと。

少し体温が下がり気味。

血液検査を試みようと採血したが血液が入ってこない:貧血?

レントゲンを撮りたかったが暴れるとのことで断念。

歯の過長はさほどでは無く、臼歯も口腔内も問題なさそう。

触診にて胃の張りや硬さは無く、聴診では胃も腸も動いていること確認。

応急処置として加温した乳酸リンゲルと胃腸の動きを整える薬剤と抗菌剤(エンフロキサシン)を皮下補液。

ベジタブルサポートをお湯で溶いたものを強制給餌しようとしたら断固拒否(2cc程度は飲んだ)のため、お皿ごと差し出したら結局完食。

明日朝にはかかりつけドクターを受診するように指示のもとご帰宅いただきました。

エキゾは特に 診れる先生がまだまだ少ないこと(専門ではない)と、夜間オープンの病院が少ないこと、また少しの異変が短時間のうちに急変する危険性が高いことをご理解いただき、早期に受診されることをお勧めいたします。

早く改善されると良いですねheart04

 

ではでは今晩はこの辺で、自宅へ帰ります。

おやすみなさいmoon3

 


多臓器不全を起こしたワンちゃん

1月下旬 

腹部膨満状態で来院、便秘状態が続き硬い石のような便が少ししか出ないとのこと。

ガスが異常にたまっている様子のため浣腸をし排便排屁により腹部の膨満も改善され帰宅

2月1日

食欲廃絶、飲水廃絶、膿性の目脂と鼻汁で匂いがきつい、鼻が詰まって苦しそうとのことで来院

抗生剤の投与と皮下補液を行い、強制給餌を行ってもらうことで帰宅

2月2日

強制給餌は口を開かないのでできなかった

相変わらず水も飲まないとのことで、急遽入院

皮下補液

血管確保したいが極度の脱水により留置針も途中までしか入らずそのまま点滴を開始した

少し逆流した血液は真っ黒

2月3日

鼻からカテーテルを食道に通し強制給餌・点滴・皮下補液

2月4日・5日

目脂も再度気になりだしたので、他の抗菌剤を併用する

まだ脱水改善しきらず

処置は3日と同

消炎鎮痛剤投与

2月6日

膿性目脂・膿性鼻汁

高速で輸液したいため、留置入れなおす

血液は赤く、血管も駆血することでふくらみ簡単に採血ができるようになっている

血液検査・・予想どおり:腎機能が極度に悪化している、アシドーシス(改善中)

消炎沈痛剤

身体的特徴などから、甲状腺・膵炎・副腎系をまとめて外注検査

2月7日

腎血流量を多くするお薬を入れている点滴・消炎鎮痛剤や強制給餌

2月8日

朝検査結果が来た

甲状腺ホルモン低下・甲状腺刺激ホルモン過剰・膵炎+・コルチゾール正常

予想通りの結果だった。

 

 

 


インタードッグ療法

アメリカンコッカー オス 6歳 以前他院に通院していたときからアトピー性皮膚炎の治療を受けていた

昨年1月から当院に通院されており、皮膚の清浄化やステロイド・抗菌剤・抗ヒスタミン剤などでコントロールしてきましたが、あまり効果的なものは無く、このまま内服を使い続けるくらいならば、いっそのこと違う方法を試してみませんかと飼い主様に提案したところ一か八かやってみようということになりました。

1月30日 1回目 コンベニア、インタードッグ皮下注射

2月 1日 2回目 インタードッグ皮下注射

            飼い主様からのコメント:1回目の注射から夜中に1度思い切りカラー(首につけている)を掻いたきりスヤスヤ眠れているとのこと

次回は金曜か土曜に3回目です。

効果がこのまま続いていけばいいのですが・・・。

1回で本当に効いたのか・・・。そんな早くに効果が出るものなのか・・・。

経過を追っていきます。       


面白い来訪者が・・・

こんばんは

今日はが強かったですね。

今日夕方4時頃でしょうか、ピンポンピンポンなり、おじいちゃんが入ってきました。

紳士的な方でした。

スタッフに上着を渡したらしく、スタッフはポカ~ンと。

私が出て行き、どうしたの?具合悪い?とたずねるとそうなんだ~ってちょっと陽気にhappy01

お父さん、ここは人間の病院じゃないのよ、ワンちゃんと猫ちゃんの病院よっ⇒失礼しました

お父さんいい香りが漂ってくるけど、どこかで一杯やってきたの?⇒そうなんだ~happy01

お家はどこ?お家まで一人で帰れるの?⇒谷津だよ、大丈夫(いやいやどうみても無理でしょcoldsweats01)

いろいろ話しながら、お家はどこ?⇒谷津、お家はどこ?⇒そこだよ(???)

お支払いはいくら?と聞かれ・・・ここは飲み屋さんじゃないからいらないよと私。

あ~そうだったね先生

タクシー呼ぼうね⇒じゃあ頼みます

お家の住所教えてくれる?⇒0・・・・・・・・・(電話番号じゃないの)

お家に電話していい?⇒はい

お家に電話し事情を説明し、お父さんには今度は酔ってないときにお話しに来てねとタクシーに乗せご帰宅いただきましたhappy01

 


マイクロチップ

本日、動物取扱責任者研修に出席してまいりました。

 

昨年の震災を機に、ペットたちのマイクロチップ装着を推奨されてきましたが、目に見えて進んではいないようです。

当院の犬たちも入れましたwink

100年の内に⇒30年の内に⇒ 4年の内に大地震の可能性がwobblyと最近の報道発表がありましたことはご存知ですよね。

いざというとき、お留守番のワンちゃんに会えなくなっちゃうのは困りますし寂しいですよね。

マイクロチップを入れていれば、発見してくれたときにリーダーをもっているお役所などがちゃんと誰の飼い犬か判別してくれますから、再会のチャンスheart04が増えるんですよ。

さらに野犬化も防止できますしね。

今一度、マイクロチップ装着をご検討ください。

今後マイクロチップを入れたいという患者様がいらっしゃいましたら、準備いたしますのでお申し付けください。

 

【環境省によると】

ワンちゃん猫ちゃんに関するいくつかの見直し検討議題があがっているそうです。

販売にあたっての生後の日齢生体移動販売に関する規約生体インターネット販売の規制繁殖制限措置販売展示のケージサイズ検討・・・などだそうです。

販売展示に関する規約では、朝8時~夜8時の間のみで間に休憩させる時間を設けなければいけないということは決まったらしいです。

上記の検討課題は、結局は最終的には国会に任せるらしいですよ。

やっぱり自己責任は取りたくない考えなんですね。

人任せでは何も良くならないのにと院長は思いました。

 

dog愛護センターcat

今日の研修は愛護センターでした。

かわいいワンちゃんが(昨年の震災を愛護センターで体験したそうです)何匹かいました。

みな人懐っこかったです。

チワワ・柴・たぶんミックス・コーギー・・。

以前は保健所といえば薬殺される場所という感じでしたが、

今はしつけをし、できる限り里親さんを探しているそうです。

 

愛護センターがおっしゃっていた話

売る側には『この人はちゃんと飼育管理してくれる人だろうかと良く見極めてほしい』『預かる命を最後まで管理してほしいことをしっかり伝える』

買う側には『物ではなく命を預かるんだという気持ちを確認してほしい』『自分の都合(転勤・引越しなど)でもう飼えないというのは無しと覚悟してほしい』

それを聞いて院長が思ったこと

当たり前のことなのにこんなことを伝えなければいけないのは悲しいな。

大切な命の管理=オーナーさまの管理心得はこれからも伝え続けよう。

交通事故にしても窃盗にしてもワンちゃん猫ちゃんがいまだに扱いされていることからしておかしくないか。

 


Snow

とうとう降ってきましたね。

もう少し仕事してから帰ろうかと思いましたが、路面もうっすら白くなってきたので今日は早めに帰るとしますrvcar

今はまだまだノーマルタイヤでいけますが、朝方凍結の恐れもありますので、朝車で出勤の方はスリップにご注意を。

スタッドレスタイヤは溝が深くやわらかくできているので、高速道路でけっして飛ばさないで下さいね

ステアリングぐらつきますよ!!水がからむと浮きますからね。

車好きな院長より(若かりし頃、毎晩のように仕事帰りは走り屋の集団に合流する羽目になり、そうなると1番をとりたくて爆走しておりました)

 

ではまた明日cat


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